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負荷と効果

 関西馬が強い理由には東西トレセンの施設の違いもあるのだが、中でも坂路はその差が激しいのである。

 ある関係者は「美浦の坂路は栗東の坂路に比べると負荷が低い」とコメントしていた雑誌があった。栗東の坂路は助走する距離も長いし、高さも全然違う。確かに立地条件も美浦と栗東では全然違うのである。美浦は比較的平地にあり、栗東は山の中という立地である。ほぼ自然に近い環境にある栗東と、何もない所に作っちゃいましたな美浦では環境の差もある。

 また、輸送にも相当な差がある。高速道路のインターチェンジが栗東と美浦では距離が全然違う!美浦は常磐道の土浦インターまで約40分掛かるとか言われている。栗東は名神高速の栗東インターまで約5分!競馬場のアクセスの差もある。美浦から一番近い中山、福島の各競馬場まで約2時間掛かるとも…東京競馬場だと首都高経由故に更に時間が掛かる。(早くて約3時間。首都高の渋滞に巻き込まれると4~5時間掛かるとも)栗東は一番近い京都競馬場まで約30分。阪神、中京の各競馬場までは約2時間。新潟、小倉の各競馬場も上手く行けば日帰りで帰れる時間で行ける。東京競馬場も案外早く行ける。一般道を30分以上もかけて行かなければ行けない関東馬と一般道から約5分で高速に乗れる関西馬ではアクセス差は歴然としている。見えない所で差は広がっていたのだ。故に?最近関東の調教師が栗東滞在で関西のレースに使うのが今のトレンドではないのだろうか。今週の桜花賞に出走するダノンベルベール(美浦・国枝栄厩舎)に注目したい。昨年にはブラックエンブレム(美浦・小島茂之厩舎)がローズSご栗東滞在し、秋華賞を制したことで俄然注目されている。同厩舎は最近ではオオトリオウジャも栗東滞在しており、次走は京都新聞杯を予定している。関東馬の栗東滞在は牡馬よりも牝馬の方が効果が高いと言われている。

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